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【理科実験教室】地震と共振
- 02_実験教室,high
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
さて、今回の話は「地震と共振」でした。
(兵庫県の地震体験車)
理科実験教室ハイレベルクラス9月2回目の授業は「地震と共振」でした。
前回の授業「振り子」の最後にも、少しお話させて頂いた「共振」をテーマにした、実験工作です。
【実験装置を作ろう!】
実験装置は、板の長さを測って切るところから作り始めます。
この板を台に固定すれば、実験装置の完成です。
【実験装置を揺らしてみよう!】
実験装置を前後に、左右に、速く、遅く動かします。
どう動かしたときに、どれが動いたでしょうか。
20㎝のものだけ動かす、10㎝のものだけ動かす、ということは出来るでしょうか?
揺れの「動き」に応じて、板が激しく動いたり、ゆっくり動いたりすることが分かったと思います。
「動き」がリンクする「共振」で、有名なのは「ワイングラスを声で割る」という実験でしょう。
「声」ではありませんが、「音」で割る実験をハーバード大学さんのサイトで見てみましょう。
【地震と共振】
では、実際の地震に対して、どんな対策が行われているのでしょうか。
実際の地震では、様々な「動き」が次々にやってきます。
先程の実験で、建物の「動き」と、地震(揺れ)の「動き」が一致すると、影響が大きくなることが分かりました。
1981年の「新耐震基準」からは、この「動き」が一致しても大丈夫なような強度が設計に求められています。
「動き」の周期が短いものが揺れが強いと分かっているので、建物の「動き」をズラして、周期を長くするための装置が「免震装置」です。
これを組み込むと、建物の揺れはゆっくり大きくなりますが、建物が壊れるリスクを減らすことが出来ます。
さらに、揺れを吸収する「制震」や、揺れに耐える「耐震」を強化することで、地震の被害を小さくするようにしています。
日本は地震の多い国ですが、万が一起きた時の被害を少なくするために、こういった様々な技術が開発され、使われているのです。
(兵庫県の地震体験車)
- 共振,震災,地震
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