キッズアース播磨町校「共明塾」

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【サイエンスショー】音のかたち@かこむ with りら音楽教室

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span style="color: rgb(0, 119, 0);">SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室キッズアース播磨町校です。
サイエンスショーや、Youtubeでの「1分間実験動画」配信なども行っています。
お気軽にお問合せください。
東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。
8月6日、りら音楽教室 (kidsclass.lilacmasterclass.com)さんとのコラボ企画で「音のかたち」と題した理科実験教室を行いました。

「音」は空気の振動、つまり「ふるえ」です。
この振動の「かたち」を、色々な方法で見ていきます。


【音のカタチ】


「音」が「空気の振動」であることを確認するために、「糸電話」を作って実験してみましょう。

  

糸をさわってみると、糸が震えているのが分かります。
糸をゆるめたり、糸を途中でぎゅっとつまんでふるえを止めると、音が聞こえなくなります。
音が震えであること、分かって頂けましたでしょうか。

次に、レコードで音楽を聴いてみましょう。

  

この「レコード」というのは、「溝」に記録されたデコボコを「針」でなぞることで、空気を震わせて「音」を再現しています。
「レコード」のもとになった「蓄音機」は、エジソンの発明品ですね。

顕微鏡で「溝」を見ると、デコボコがよく見えます。
(マイクロスコープを使ってプロジェクターで投影)
これが「音のデコボコ」というわけですね。

さて、この「音のデコボコ」をもっと分かりやすい形で、PC上で見ることが出来るのが、DTM(DeskTop Music (デスクトップミュージック))を扱うソフトです。

今回は、りら音楽教室 (kidsclass.lilacmasterclass.com)さんがこのソフトで「波形」を見せてくださいました。

  

PCの画面をお見せするのは、著作権の問題もあろうかと思いますので、概念図で示すと、右端の図のようになります。
高い音の方が、低い音よりも、たくさん震えているのです。

では、大人の科学.net (otonanokagaku.net)さんの「音の万華鏡」を使って、「音の形」を見てみましょう

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音を流すことで、金属板が震え、板上の砂が動きます。
音の高さによって、ふるえやすい所、ふるえにくい所が変わるので、板の上に模様が出来てきます。

これを「クラドニ図形 」と言います。
クラドニ図形で検索すると、様々な模様を見ることが出来ますよ【Google画像検索:クラドニ図形



【音の実験工作】


さて、ここからは、工作の時間です。

当校の指導で「音を見る装置」を、りら音楽教室 (kidsclass.lilacmasterclass.com)さんの指導で「ストロー笛」を作ります。

「音を見る装置」は、声を出すことで、振動膜を震わせ、膜上のラメが踊るという装置。
見てもらった方が早いですね。

膜に使うのは、薄手の黒いポリ袋を切ったもの。
塩ビパイプと紙コップ、プラカップ、ラメを組み合わせて、組み立てていきます。

  

紙コップに向かって声を出してみましょう。

  

大きな声、小さな声、高い声、低い声、それぞれで動き方はどう違ってくるでしょうか。

音の高い低いは、どれだけ震えているか、ということだとお話しました。
速く震えれば震えるほど、音は高くなるので、同じ金属の棒をたたいても、短い方が高い音になります。

これを利用したのが、鉄琴や木琴(シロフォン)といった楽器です。
ピアノも、中を開けると、長さの違う「ピアノ線」が入っていて、これをフェルトのかたまりでたたくことで音を出しています。

管楽器は、空気の通り道の長さを変えることで、音の高さを調整します。
リコーダーは、指で穴を押さえますよね。
全部押さえれば、たくさんの空気を震わせることになるので、低い音に、
全部開ければ、少ない空気を震わせることになるので、高い音になる、というわけです。

この原理が分かったところで、ストロー笛を作って吹いてみましょう!

  

様々な「音の形」について勉強しましたが、最後にりら先生から質問がありました。

みんなが良く知っているもので、音を形に表したものがあるけど、それは何でしょう?

今日、学んだように、何もしなければ「音」を目で見ることは出来ません。
目で見たモノは、絵に描いて伝えることが出来ます。

では、「音」はどうやったら、他の人に伝えることが出来るでしょうか。

もちろん、スマホで音を録る時のように「録音」して伝えることは出来ます。
でも、これは「レコード」が発明された後のこと。
それ以前、例えば、モーツアルトやベートーベンの曲は、どうやって伝えていったのでしょうか。

そう、答えは「楽譜」です。
楽譜」は、「音」を「音符♪」の形にして記録したものなのです。

昔の人が作った音楽を、今も楽しめるのは、この「楽譜」があればこそ、ということですね。

最後はみんなでセッション!
楽しい時間を過ごすことができました♪


【キッズアース播磨町校の実験メニュー】


今回は、「音のかたち」というテーマでのサイエンスショー&理科実験工作だったのですが、
キッズアース播磨町校では、テーマ別で、サイエンスショー&理科実験工作メニューをいくつか用意しています。

テーマ別にしているのは、「サイエンスショーは、好奇心を刺激し、学びを深めるものであるべき」という考えがあるからです。

たくさんの内容・テーマにわたるサイエンスショーだと、「楽しかった」で終わってしまうのではないか、と。
そうではなく、例えば「空気」について学んで、その先にもっと知りたいこと、調べたいことを持ってもらいたいと思いますし、どのサイエンスショーでも、何かしらは持ち帰ってもらうようにしているのも、家に帰ってからも調べる、実験してみる、周りの人に見せる、といったことが出来るようにと配慮してのことです。

PTAや学校などで、依頼を検討されている場合は、お問合せページからメッセージを送信ください。
また、上記のテーマ以外でも、やってみたいテーマ等あれば、ご相談頂ければ対応いたします。
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